2009年7月2日木曜日

読書の流儀〜古典・名著を独創的に読む〜

私の流儀について書く。あなたに役立つかどうか分からないが、そうなれば嬉しい。

読書術の本質は「何を読まないか」だと考えている。その裏返しは、読むべき本だけを読む「本選び」だ。有意義な読書とは、本選びの精度の高さで決まる。

そこで、良い本だけを読むために、評価の定まった本(古典・名著)を選ぶよう心がけている。

また、人と異なるアウトプットは、人と異なるインプットから生じると考えているので、なるべくユニークな本を選ぶよう心がけている。

一見、これは矛盾しているように見えるだろう。評価の定まった本を選ぶことと、ユニークな本を選ぶこと。

自分の目的に「間接的に」接点のある古典・名著を選ぶのがミソだ。つまり、自分の抱えている課題・問題意識ありき。その軸をぶらさず、一歩引いてメタに読めば共通の課題を扱っているといえそうな、アナロジーが働きそうな本を選ぶ。

例えば、社内の制度設計を考える際に、経済学や政治哲学の本を読む。「会社を社会とみなす」アナロジー思考ができれば、示唆の宝庫だ。マンキュー、ハイエク、M.フリードマンなどを読んだ。

あるいは、デザインの本を、イノベーション・新規事業戦略のヒントとして読む。『ブルー・オーシャン戦略』と『デザイン思考の仕事術』のアナロジーに注目してみよう。佐藤可士和や深沢直人のデザイン哲学を、ビジネスの戦略立案法につなげて読んでも面白い。

私は、ふだんから「何かと何かを関連づける」ような頭の使い方をしている。自然にしてしまう、というべきか。いわばアナロジー思考だ。

同じような「思考パターン」「考え方のクセ」を持つ人なら、私と同じような本選びが有効かもしれないので、試してみていただきたい。

しかし、頭の使い方・クセが異なる人には、多分あわないだろう。クセは人それぞれ。自分にふさわしい本選び術を見つけるのが肝心だ。

ちなみに、アナロジーで知見を得るだけでなく、ついでに古典的名著を読めてしまうのだから、教養の足しになり、一石二鳥でもある。

お役に立てば幸いだ。


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